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国宝の島 大山祇神社
この神社には国宝や重文に指定されている武具甲冑の8割が収蔵されています。
フロントページ
古くから瀬戸内海交通の要衝となってきた大三島。町を象徴するのが宮浦に鎮座する大山祇神社です。海・山の守護神として尊崇され、武具では全国の国宝、重要文化財の約8割を収蔵することで知られます。仁徳天皇のころ、小千命(おちのみこと)が祖神大山積神(おおやまづみのかみ)を大三島に祭り、716年、宇摩大領越智玉純が現在地に大社殿を造り、鎮守したのが繁栄の始まりとされています。室町時代に再建された本殿、拝殿は重要文化財。境内境外には41社がある。クスノキ群38本は国天然記念物。本殿正面の「小千命お手植の楠」のほか「河野通有兜掛けの楠」.「能因法師雨乞いの楠」もあります。
日本総鎮守大山祇神社由緒
大山祇神社は、瀬戸内海のなかでも特に景勝の地である芸予海峡の中央に位置し
大小の島々に囲まれた、国立公園大三島に、日本最古の原始林社叢楠群に覆われた
境内に鎮座している。
御祭神は大山積大神一座で、天照大神の兄神に当たらせられる。またの名を
吾田国主事勝国勝長狭命「大山積神の疑神体」と称し、女「むすめ」 木花開耶姫尊を
瓊々杵尊の后妃として国を奉られたわが国建国の大神であると同時に、和多志大神
と称せられる地神・海神兼備の霊神であり、日本民族の総氏神として古来日本総鎮守
と御社号を申し上げている。
神武天皇御東征にさきがけ、祭神の子孫・小千命が先駆者として伊予二名島「四国」に
渡り瀬戸内海の治安を司っていた時、芸予海峡の要衝である御島「大三島」を神地と
定め鎮祭したことに始まると伝えられる。
御社号を日本総鎮守・三島大明神・大三島宮と称し歴代朝廷の尊崇、国民一般の崇敬
篤く奈良時代までに全国津々浦々に御分社が奉斎せられた。伊予国一の宮に定められ
官制時代には国幣大社に列せられた四国唯一の大社である。
国宝館
武将たちが戦勝祈願と戦勝のお礼に奉納した鎧(よろい)、兜(かぶと)、刀剣などの武具類を収めた紫陽殿と国宝館、昭和天皇の海洋生物研究に使われた葉山丸などを展示する大三島海事博物館の3館がある。武具類は、平安時代から江戸初期までの鎧、兜や刀剣類などがあり、その数は小物類を含めると数万点に上る。国宝では、源義経が瀬戸内の合戦で勝利を収め、神社に奉納した赤絲威鎧、源頼朝奉納の紫綾威鎧、源平合戦で活躍した河野通信奉納の紺絲威鎧、斉明天皇奉納の禽獣葡萄鏡、護良親王奉納の太刀などが有名。収蔵されている国宝は8件、国の重要文化財132件、県重要文化財6件。
国宝館が所蔵する国宝級の主な奉納品は百数十点以上あるので
そのうちの誰もが知っているような有名な人の奉納品を
ご紹介します。「それ以外にも展示はされていませんが数万点あるそうです」
国宝 紺絲威鎧兜 「河野通信奉納」
屋島・壇ノ浦の合戦で三島水軍を引き連れ義経の麾下についた伊予国守護で戦勝のお礼に奉納したものです。
国宝 赤絲威鎧 「伊予の守 源義経奉納」
これは鎧と度埋まるの特色を兼備した特殊な形状のもので当時の都の技術の粋を集めて造られた希有の優品で、この鎧は平家物語絵巻にも登場する、別名「八艘飛びの鎧」とも呼ばれ、源平合戦に大勝を収めた後、佐藤忠信により奉納されました。
国宝 紫綾威鎧 「源頼朝奉納」
この綾威の鎧は極めて珍しく、厳島神社に萌葱綾威鎧が一領ある以外は紫綾威を含めて大山祇神社の四領を挙げ得るのみです。
重文 熏紫韋威胴丸・大袖付 「木曽義仲奉納」
現存胴丸中最古でしかも唯一の貴重な遺品です。義仲が都に在るときに河野通信に平氏追討を計りこの胴丸を社殿に奉納しました
重文 紺糸素懸威 「大祝安用の息女鶴姫」
この胴丸は胴の構造が極めて精緻で、胸回りが著しく広く、胴尻が細く引き締まっており普通の胴丸にはみられない特徴を持った唯一の女性用の鎧です。天文十年の大三島合戦の時に大祝安用の息女鶴姫が着用して大三島軍に勝利をもたらせたと社殿にあります。
国宝 千手院長吉銘大太刀 「後村上天皇奉納」
国宝 牡丹唐草文兵庫鎖太刀拵 「護良親王奉納」
吾妻鏡にもこの太刀は出てきます。
重文 螺鈿飾太刀 「小松内大臣平重盛奉納」
重文 國吉作革包太刀 「大内義隆奉納」
神宝 重文 金象嵌両添刃鉄鉾「御鉾」飛鳥時代
山金造螺鈿鞘野太刀拵 「北条時宗奉納」
中身の行真が紛失しているために重文国宝の指定なし。
魚鱗文長覆輪太刀拵残欠 「源頼朝奉納」
重文 太刀 「伊予の守 源義経奉納」
重文 源吉家銘薙刀 「新田義貞の弟脇屋義助奉納」
重文 無銘薙刀 「伊予守源義経奉納」
重文 無銘薙刀 「伝武蔵坊弁慶奉納」
重文 無銘薙刀 「巴御前奉納」
重文 赤漆塗重籐弓 「鎮西八郎為朝奉納」
重文 黒漆塗二引重糸巻弓 「能登の守平教経奉納」
他にも和田小太郎義盛奉納の革えびらとか、三浦一族の奉納品
また、小松内大臣重盛の奉納した水差しとか武具以外でも色々あり、
また鏡とか、経巻物「空海、最澄筆と伝わっています」や藤原佐里の額書
やその他にも数多くの武具甲冑またそれ以外の国宝級の奉納品があります。
そしてこの大三島の大山祇神社自体が重要な文化財であちこちに当時の武将の痕跡
を見ることができて、また室町時代に再建された社殿も重要文化財に指定されています。
ここに掲載していないそれらの物すべてについて解説はできますが膨大な数になるので
ここでは控えますが、もしなにかお知りになりたいことがあれば掲示板に書いていただくか
メールを頂ければお答えします。
また、展示物等の画像についてもまだまだありますが、テスト期間中の更新なのでまた暇を見つけて
順次掲載します。
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